税の専門家

2021 / 1 / 12

  • 東京都税制調査会の特別委員を務めて3年目になります。東京都税制調査会では税制のあるべき姿を議論しているのですが、昨年末にコロナ禍における税制のあるべき姿をまとめ、小池百合子東京都知事に答申しています。
  • 今回の答申の目玉は「給付付き税額控除」の検討を盛り込んだことです。税額控除は住宅ローン控除が有名ですが、一定の金額を納める税額から控除できる制度です。しかし、この制度は控除後の税額がゼロになったらおしまいで、納税額の少ない低所得者層に配慮された制度とはなっていません。
  • 所得が低く、控除しきれない分を逆に現金で還付する「給付付き税額控除」は非正規労働者など低所得者層を支えるセーフティーネットになるものと期待しています。
  • また、歳入にも目配りしなければならないことから、感染拡大時に限った対応ではなく、将来のリスクに備えた財源確保に取り組むことも提言しております。
  • 税制についてはいろいろ申し上げたいことがあります。例えば、燃料課税や自動車税制などです。東京都が抱えている問題は大きいのですが、それはまた別の機会に。税制に関するご相談、ご意見も是非にお寄せください。